1,700円で買ったOKUMAのスピニングリールをメンテナンスしてみた。

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OKUMAのリールをメンテします

 

OKUMAが誇るコスパが非常に高い汎用リール「サフィーナ」を買ってからというもの、すっかりOKUMAファンになっている僕ですが、サフィーナと同型でラインが付いていないモデルの「セイバー」も一個持っています。

サイズが1500と小さくハゼ釣りには持って来いということもあってこの時期は何かと活躍してくれます。

ちなみにこのリール、購入してから水洗い以外は一切手入れをしていない状態でしたがついに先日巻き心地にちょっと違和感が出てきたのでここらで一回分解して清掃してみたいと思います。

 

リールの価格と所要時間のバランス

 

1,700円で買ったリールを1~2時間かけてメンテナンスするのは正直どうなの?と感じる方もいるかもしれませんが、半年に一回ほどメンテナンスしておけばリール内部の損傷具合も事前に把握出来ますし、釣り場で予期せぬ故障も起きにくいので安心して使えるようになると思います。

ある意味メンテナンスに慣れてくれば新品リールをいきなり使うよりも自分でメンテナンスした使い慣れたリールのほうが現場での確実性は高いかもしれません。

自分でメンテナンスしたリールで狙った魚を釣り上げれば喜びもひとしおですし愛着も深まりますのでオススメです(笑)

ただ、いきなり高級なリールをバラシて失敗してしまったら目も当てられないのでそういう意味でもこの価格帯のリールで慣れていくことをオススメします。

※ご注意下さい!
・専用の工具やオイル・グリス等が必要になるものもあります
・リールごとに分解方法やメンテ方法が違いますので説明書をご確認下さい
・個人でのメンテナンスを推奨していないリールもあります
・リールを分解するとメーカー保証が受けられなくなる場合があります
・ここではリールのメンテナンス方法を説明していますがあくまで上記を理解したうえで自己責任でお願いします

 

事前の準備

 

リールを分解するための道具ですが必要となるものはリールによって変わってきます。

今回は最終的に以下のものを使いました。

・プラスのドライバー:00、0、1、2
・ピンセット
・ギザギザのないラジオペンチ
 (縁の薄いメガネレンチ、スパナでも可能)
・細かいところに突っ込む棒(これがあると便利です、写真参照)
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なめるのが嫌だったのでかなりシビアにサイズを合わせましたがプラスドライバー00と2は無くても大丈夫かもしれません。
あと写真の青い工具もマイナーな工具で他に使い道がないので無くても大丈夫です(笑)

それから清掃と注油に使う道具は以下のものを使いました。

・ダイワ リールオイルII
・ダイワ リールガードグリス
・粘度の高いグリス(独自で混合したオリジナル、写真無し)
・エアーダスター(写真無し)
・OWNER(ARDENT) リール専用クリーナー
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メーカーの公式サイト(英語)には推奨のグリスやオイルが掲載されていましたが手に入るのかも分からないのでダイワのものを使ってみました。

ちなみに粘度の高いグリスが使われている場所には上記のダイワのグリスじゃなく独自に混合した粘度の高いグリスを使っています(笑)
色が派手なので塗ったかどうか分かりやすいです。
普通はダイワやシマノのドラググリスを使えば問題ないと思います。

パーツクリーナーは樹脂にも使用可能と書いてあるOWNER(ARDENT)のクリーナーを使ってみました。

あとは消耗品として以下のものを使いました。

・キッチンペーパー(大量にあったほうがやりやすい)
・ウェス
・綿棒
・歯ブラシ

消耗品は全部百均で揃えても大丈夫です。
綿棒は精密機械用のものがあれば毛羽立たないのでやりやすいですがそこまで用意しなくてもいいと思います。

また今回分解&組み立てに参考させて頂いたのは「mikesreelrepair.com」という海外(英語)のサイトで、ここはOKUMAだけでなく各メーカーのマニュアルが用意されていますのでリールのメンテをするときに大変重宝するサイトです。Thank you Mike!

・mikesreelrepair.com
http://www.mikesreelrepair.com/schematics/thumbnails.php?album=18

 
 
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分解(一気に最後まで)

 

早速分解します。
メンテする前はこんな感じです。
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細部を見るとかなりくたびれてきています。
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ドラグノブを取り外して
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スプールを外しました。汚いですね。
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ドラグ部も分解。フェルトワッシャー三枚入ってます。
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ハンドルも外しました。ここも汚い(笑)
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ハンドルのシャフトも汚れています。
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ベールも取り外しました。
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ここにバネが入っているので飛び出さないように慎重に外します。
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バネが飛んでいくことなく外せました。
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ベールアームのレバーが残ってるので取り外し。
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レバーは向きによって長い短いがあります。
どっち向きに入れてもベールを付けるまでは組みあがってしまうので注意して下さい(笑)
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アームローラーも分解。
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ローターを外すためにクリックギアとワッシャー、ナットを取り外します。
ギアとワッシャーはシャフトの削り具合に向きを合わせば抜けますが汚れていると分かりにくいです。

ナットはその手前の大きいネジを先に外しましょう。
ナット自体が狭いところにあるのでちょっと作業がしにくいですが頑張りましょう。
ちなみにナットは逆ネジなので普通の緩め方とは逆向きです。(時計回りで緩む)
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ついでにガワの装飾品を全て外します。
先にやっとけば良かった。
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これを外す時に青い工具が役立ちました(笑)
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ちなみに簡単な注油であれば後部の装飾品を取ればすぐに出来ます。
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ローターを取り外しました。
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アンチリバースレバーのバネも取っておきます。
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カバーも外しました。
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組む時に忘れそうなところにネジが。
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ボディを外しました。
かなり汚れています。
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ドライブギア、ピニオンギア、メインシャフトなど外せるものを外していきます。
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幾つかネジとパーツを外して楕円ギアまで全て分解しました。
清掃するときにこのギアの赤い印を消さないように注意しましょう。
組み立てる時にちゃんとかみ合わなくなってしまいます。
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ボディの内側もかなり汚れています。
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ここから各部を清掃します。
※今回はベアリング内部までは清掃しませんでした。

 

各部清掃&注油

 

清掃は汚れている部分にパーツクリーナーを吹いてウェスかキッチンペーパーor綿棒で拭き取る→自然乾燥という流れで進めていきます。
頑固な汚れには歯ブラシで先に汚れを落としてからやるといいと思います。

パーツクリーナーが中々乾かない細かい部分などはエアーダスターでプシューッとやると早く乾きます。

グリスやらオイルやらが付いた手を毎回拭いて写真を撮る、というのが非常に面倒でしたので一気に清掃後の写真となりました(笑)
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ここから場所によってオイルとグリスを使い分けて塗っていき再び組み合わせます。
注油のポイントは元の状態から判断すれば大体分かるのですが注意しなければいけないのが飛び散ったり粘度が変わっている部分。

基本的にオイルは高速回転部分、グリスはギア周りと使い分ければ大丈夫だと思います。
※ギア部分のグリスアップは元のグリスの粘度を見て粘度が高いところにドラググリスを使うなど使い分けが必要な場合があります。

ドラグのフェルトワッシャーは普通ドラググリスを使いますが今回はちょっと悩みました。
というのも英語版のリールの説明が「oiled felt drag washers」となっていたから(笑)

英語でグリスアップされていることを「Oiled」と言うのかもしれませんが、グリスを使ってるなら普通にGreaseとなると思うのでどっちなんだろうと悩みましたが、結局いつも通り粘度の高いグリスを両面に塗り込んでそのあと全体的にオイルアップしておきました。
※まだ正解が分からないのでフェルトワッシャーは手を付けないほうがいいかもしれません。

組み立て時の注意すべき点は楕円ギアのかみ合わせ(赤丸同士を合わせる)と、ベールのレバーの向きぐらいであとは難しいことはありません。
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動作テストと外観清掃で完成!

 

組み上げてからベールの上げ下げ、巻き心地、ドラグの効きなど各部の動きを試して問題無ければ最後にリール全体を綺麗に拭いてメンテナンス終了です。
※油分を拭き取れるもので拭いたほうがいいと思います。

メンテナンスする前に感じていた巻き心地の違和感がちゃんと解消していましたのでメンテの効果はあったようです(笑)

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メンテナンスにかかった所要時間は途中まで撮影しながらでしたので全部で2時間ほどでした。
大分間をはしょりましたがご容赦下さい(笑)

 

今回使用したOKUMAのセイバーはボールベアリング3つにローラーベアリング1つ、かみ合わせが大事な楕円ギアやフェルトワッシャーが3枚(手入れは手間…)使われいたりと、お手頃価格ながら単純すぎない内部構造をしていますのでリールの仕組みや分解方法を勉強するための格好の素材だと思います。(作られた方には失礼ですが…もちろん使用するリールとしてもコスパ最高です!)

ちなみにセイバーはもうほとんど市場では見かけないのですが同型のサフィーナなら今でもamazonで手に入ります。
※この2機種の違いはラインの有無だけと思っていたのですが今回セイバーを分解してドラグワッシャーの数がサフィーナのほうが一枚少ないと気付きました。使っていても特に違いは分かりませんが(笑)

リールのメンテナンスはあくまで自己責任となりますがこのリールのメンテナンスに関しまして分からないことが御座いましたらお答えできる範囲で返答させて頂きますので是非お気軽にご連絡下さい。
Twitterや当ブログの問い合わせページからお願い致します。







※シマノのドラググリスは中々通販で置いていないので代用のものを使うかメーカーに発注したほうがいいと思います。

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